【リアル体験談】看護師辞めたい!ブラック病院を辞める方法

仕事の悩み

辞めたいと思ってはいるけど、人手不足だから周りに迷惑がかかるんじゃないかとか、師長に引き止められてなかなか辞めさせてもらえないという方も多いと思います。

  • 師長の引き止めから、実際にどうやって辞めたの?
  • 引き止めがひどい場合、どうしたら辞められる?

この記事では、こんな疑問を解決します。

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ららぽん

シングルマザー看護師の仕事と子育てを応援するブログを運営!
17歳で出産、中卒・2児のシングルマザーから28歳で看護師となる。
急性期病院で10年勤め、心身ともにボロボロに。
働き方を見直し、現在訪問看護師✖️フリーランスを目指して副業にも挑戦中。
夢は、世界一周旅行!

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ブラック病院看護師のリアル退職体験談

実際に、私が体験した退職時のエピソードをお話しします。

当時の師長は、いつも笑顔で問題が起こってもすぐに対応してくれたりと頼れる師長で尊敬していました。

そんな師長だったので、ちゃんと話を聞いて理解してくれるだろうと思い、さっそく退職の意向を病棟師長に伝えました。

〇〇月いっぱいで退職したいです!

すると、いつも笑顔の師長が一気に鬼の形相に。そんな師長の顔は初めて見たので、あまりの形相に私が驚いていると…

「どこも大変だから、どこに行っても同じよ」

「子どもの進学費はどうするの?奨学金なんて借りたら子どもがかわいそうよ」

ただでさえ人がいないのに、あなたが退職したらみんなの負担になると思わないの?

「夜勤が大変なら、夜勤のない部署に移動する?」

などと、私の話しはまったく聞かず、一方的に話しを続ける師長。

だんだん言われ続けていると、やっぱ辞めたらみんなに迷惑かかるよね。と、少し迷う気持ちもでてきそうになりましたが、気を取り直してひるむことなく再度辞める意思を伝えました。

すると、怒り狂ったように暴言を繰り返してきたのです。

「辞めても働けるところなんてないよ!」

あと一年は絶対に辞めさせないから!!」

普段は温厚な師長なので、最初はあの師長がほんとにこんなことを言ったのかと信じられない気持ちもありましたが、一気に師長の裏の顔を見た気がしました。

やっぱり師長をやってる人だけあって、ものすごく強いです。看護師恐るべし。

私が意思を曲げないからか、勝手に途中で話を切り上げられ、師長はどこかに去って行ってしまいました。

退職の話をするって、とても勇気がいるものですよね。勇気を出して話をしたのに、こんな形で終わらされ、それが信じていた上司なのかと思うとさらに悲しい気持ちになりました。

このことで、師長にはいっさい申し訳ないという気持ちはなくなり、さらに辞める意思を強くしました。

『こんな病院絶対辞めてやる!』

数日後に再度師長室へ訪れると、今度は前回と真逆で優しく引き止めるような話しをされました。

私も昔、辞めたいと思って当時の師長に話したことがあるんだけど。(中略)あの時師長さんに止められて、辞めなくて本当に良かったと思ってるよ。

あー、この人にいくら言ってもムダだな…

看護師業界は狭い世界。変な辞め方をしたら、すぐに知れ渡ってしまいます。どうやったら円満に辞められるのか。

辞める方法を考えていると、以前辞めた人が看護師長を遠さず直々に看護部長に相談して辞めた人がいたことを思い出しました。

その話を聞いた時は、直に部長に話しに行くなんて非常識な人!という風に思いましたが、師長の対応を目の当たりにすると、その人の行動がすごく理解できます。

こんな師長に負けてたまるか!と退職の意思を固め、直に看護部長室を訪れました。

看護部長と話をして、ようやく退職することができました。

退職するってこんなに大変なことなのか。気力も体力も結構使います。

私の場合は、看護部長が理解してくれる人だったのでまだ良かったのですが、理解してくれない看護部長もいたりするという話も聞きます。

そんな時は、職場の人事課や労働組合などに相談に行くなどの方法も良いと思います。

そもそも退職を拒否することはできるのか?

看護師の退職で断わられる人は多いかと思います。むしろすぐに了承してもらえたなんて人は少ないのではないでしょうか。実は、強引な引き止めは立派な法律違反です。

期間の定めのない雇用の場合(民法627条1項)労働者には「退職の自由」がある。そのため、退職を希望する労働者は自由に退職することができ、退職の意思表示から2週間が経過すると雇用関係が終了する。

それでも退職させてくれない場合の対処法

なかなか退職させてくれない時の対処法を3つ紹介します。

内容証明郵便で退職届を提出する

内容証明郵便とは、郵便を出した内容や発送日、相手が受け取った日付などを郵便局が公的に証明する制度のことです。この制度を利用すれば、企業側が「退職届を受け取っていない」という主張ができなくなります。

出勤せずに退職することも可能になるので、何度辞めると言っても取り合ってもらえない。顔を見ずに辞めたい。なんとしてでも退職したい!という場合には効果的です。

労働基準監督署に相談してみる

労働基準監督署とは、企業が労働基準法などに違反していないか監督・指導する機関のことです。

病院がなかなか辞めさせてくれない場合は、労働基準監督署に相談をすると、労働関係の法律に精通した職員に適確なアドバイスをもらうことができます。

労働基準監督署に相談するためには、職場に対してどのように申し出たのか、どのように拒否されたのかを明らかにする必要があるので、これまでの経緯をメモしておくことをオススメします。

退職代行サービスを利用する

退職代行サービスとは、労働者の退職手続きを代行するサービスのことです。

ただ単に退職手続きをするだけでなく、病院との交渉や和解なども代行してくれます。退職代行を介して退職の旨を伝えると、基本的に病院側も拒むことが難しいことが多いです。

大きなストレスを負わずに、無事に退職することができるでしょう。

退職代行のメリット
すぐに退職できる!

退職代行を使う一番のメリットは、なんといってもすぐに退職できることです。依頼した即日、退職できちゃいます。

心理的負担が少ない

退職を伝えるのは思っているよりも勇気がいるものです。なかなか自分の思いを伝えられなかったりり、せっかく師長や部長に伝えても、うまく丸め込まれたりすることもあるでしょう。

退職代行を利用すると、代わりに専門の担当者が退職の意向を伝えてくれるので、引き止められるリスクも少なくスムーズに手続きができます。

年休消化や退職金の交渉を支援してくれる

看護師業界は辞める時にもなかなか有給を消化しづらい雰囲気がありますよね。同僚にも気を遣いますし、自分からはなかなか言い出しづらいと思います。

退職代行は、有休消化の交渉や面倒な手続きも全てやってくれるので安心だよ!

100%退職できる

退職代行に依頼すれば、専門の担当者が対応してくれ確実に退職することが可能です。

退職代行サービスのデメリット
  • 費用がかかる(3万〜5万程度の費用が必要)
  • 悪質な業者がある
  • 上司や同僚との関係性が悪くなる

3〜5万円とちょっと高く感じる方もいるかもしれませんが、面倒な退職手続きをすべてしてくれ、有休消化などの交渉で有休を消化できれば、高くはないのかなと思います。

自分ではなかなか辞めると言えない方や今すぐにでも辞めたい方は、退職代行を使ってみるのもアリだと思います。

あなたは病院の奴隷じゃない!自分の人生は自分で決めよう

退職は、職場や上司が決めるものではありません。自分自身の意思で決めるものです。

辞めるというと「周囲のことを考えてない」「自分勝手」などと言われることもあるかもしれません。でも、一番大切なのは自分自身で、自分を守れるのは『自分だけ』なのです。

私も周囲にばかり気を遣いすぎて倒れるまで働いてしまった過去があります。

まずは周りではなく、自分自身を一番大切にしてあげましょう。

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