シングルマザーが休職すると、生活はどうなる?
『シングルマザーが休職』と聞くと、子どももいるのに生活はどうするのかと心配になる方も多いと思います。
私自身も、自分が休職しないといけない現実を目の当たりにした時に、休職したらもう人生終わりだ。。。くらいに思っていました。

結論、大丈夫!なんとかなる!
看護師は激務で精神的にも身体的にもボロボロ。
常に人手不足で、体調が悪くてもなかなか休むこともできません。そんな時、休職が頭をよぎる方もいると思います。
私も体調不良が続いていましたが、なかなか休むことができずなんとか無理して働き続けていましたが、そんなある日突然倒れてしまい、ドクターストップ。長期休職することに。。。
病気の不安に加え、経済的な不安で絶望の日々。
子ども達も高校生でお金がかかるため、毎日毎日このままどうやって生きていこう?と同じことを何度も何度も繰り返し考えてばかりいました。
傷病手当がをもらえるって聞いたことはあるけど、どのくらいもら得るのか?どうやってもらえるのか?と不安で、社会保険制度についてたくさん調べました。
なかなか実際に受給しないと知らない方も多いと思うので、制度の内容についてご紹介します。
公務員や会社員、自営業者などによっても利用できる制度が異なるので、まずは自分の健康保険を確認してみましょう。
傷病手当金
- 業務外の病気やケガであること
- 連続する3日間の待機期間を含め、4日以上休業していること
- 医師が労務不能と判断していること
- 給与が支払われていない、または傷病手当金より少ない場合
傷病手当金【公務員の場合】
公務員は保障が手厚く、休職後も給料が支給されます。
①【 病気休暇】⏩ 最大90日まで給料の100%支給
②【病気休暇取得後】⏩ 病気休職に移行し1年間は給料の80%支給
③【2年目以降は無給】⏩ 傷病手当金及び傷病手当付加金が最長2年間、給料の2/3支給
私は地方公務員のため、上記に当てはまりました。傷病手当金についてはなんとなく知ってはいましたが、休職するまで休職後も給料が支給されるとは思ってもみなかったので驚きです。
1年3ヶ月後の病気休職後も働ける状態ではなかったので、その後は傷病手当金及び付加金を申請しました。
会社にもよると思いますが、これらの制度は会社が自動的に手続きしてくれるわけではなく自分から申請しないともらうことができません。
会社から案内がない場合もあるので、もしもの時のために調べておくことをオススメします。
私の場合、職場の担当の方に何度か連絡してようやく申請することができました。やはり知識武装は大切です!
傷病手当金【会社員の場合】
【傷病手当金】⏩ 最長1年6ヶ月、給料(月額)の2/3支給

傷病手当金受給中は、厚生年金保険料や健康保険料、介護保険料は傷病手当金から支払う必要があるよ!
※条件はありますが、傷病手当金受給期間中に退職した場合でも、退職後に継続して傷病手当金を受給できる可能性があります。
1年6ヶ月の傷病手当金受給終了後、働けるようになった場合は最長約1年、失業給付を受給できる場合があります。
【退職後1年以内に雇用保険受給期間の延長申請が必要(退職後、1年を過ぎると貰えなくなる】
傷病手当金【自営業者の場合】
個人事業主やフリーランスなど、自営業者が加入する国民健康保険には、傷病手当金の制度はありません。
そのため、もしものためにしっかり備えておきましょう。
固定費を削減する

休職期間中、傷病手当金や休職手当でほんとに助けられました。でも、傷病手当金って7〜8割しかないから生活できるの?と思った方も多いと思います。
やはり傷病手当金だけでは、貯金も切り崩して生活しないといけなくなるので不安だと思いますが、私は休職前にたまたま固定費の見直しをして、削減できていたのでなんとか傷病手当金で毎月賄うことができました。
固定費とは、家賃やスマホなどの通信費、民間保険などです。
子どもの学校の問題もあり、引っ越しは難しかったのでまずはスマホ料金の見直しをしました。
【通信費】docomoから格安SIMのahamoへ変更(月額約3,000円マイナス)
電波などに不安もありましたが、変更後も電波はdocomoと同じで、窓口のサポートがなくても、ネットで調べるとだいたい解決するので困ったことはありません。
【自動車保険】一括見積もりサイトで比較し安いところへ変更(年間約30,000円マイナス)
私しか運転しないので、運転者を限定し車両保険も外しました。保険会社によって同じ保障内容でも料金が違うので、比較することをおすすめします。
【乗用車から軽自動車に乗り換え】(税金だけで年額約30,000円マイナス)
ちょうど買い替えのタイミングだったので、税金も車の本体価格も安い軽自動車へ乗り換えました。
車が軽自動車になると、税金も安くなり、自動車保険料も安くなるので一気に出費を抑えられます。
【医療保険】保障を見直して過剰な保障を解約(月額約9,000円マイナス)
シングルマザーなので自分に何かあったらと、不安が大きくなかなか見直しに踏み切れませんでしたが、『付加給付制度』を知り、過剰に保障に入り過ぎていることに気づき、思い切って見直ししました。調べると私の共済組合では自己負担限度額は25,000円でした。
【個人年金保険】解約(月額15,000円マイナス)
12年程加入していて、解約返戻金も支払い金額よりマイナスになってしまうので悩みましたが、新NISAもやっているので思い切って解約しました。解約返戻金は新NISAにまとめたので、スッキリして良かったです。
【ペット保険】解約(年額55,000円マイナス)
まだ、ペットの犬は3歳なのでほとんど保険は使わず解約しました。今はまだ若いですが、今後高齢になることやもしもの時に備えて、毎月自分で積み立てしています。
フリマアプリで不用品売却

固定費の削減に加えて、フリマアプリで子供の入らなくなった洋服やゲームなどの不用品を売却しました。
こんな物売れるの?と思う、壊れて画面が映らなくなったテレビや画面がバキバキに割れたスマホなんかも売れたりします!
家もキレイになるので、一石二鳥ですごくオススメです。
まとめ
固定費の削減で月々の生活費が抑えられ、傷病手当金で毎月の支出はほとんど賄えるようになったので、貯金も大きく取り崩すことなく生活でき、心の安定にもつながりました。
固定費の削減を始めた頃は、正直めんどくさいなと思ったこともありましたが、あの時家計管理を頑張った自分を褒めてあげたいです。
『人はいつ病気になるなんて誰にも分かりません。』
私自身、健康には自信があったので、自分が病気になって、長期間働けない状態になるなんて夢にも思っていませんでした。自分の身体は一つしかなく、壊れてしまったら簡単には元には戻りません。
私みたいに無理して働き続けて身体を壊し、働けなくなってから気づいては遅いのです。

そうならないためにも、早めの休職や転職がおすすめだよ!
コメント