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この記事では、こんな疑問を解決します。

今回は、クリニックで働く現役ナースにクリニックのリアルなメリット・デメリットについて聞いてみたよ!

結論から言うと、これまでのキャリアを活かした転職ができるし、日祝休みのところがほとんどだから、子育て中の看護師にはおすすめな職場だよ!
クリニックの看護師は、日祝休み・夜勤もなくて、ゆったり働けそうな雰囲気だから気になっているという看護師の方も多いと思います。
しかし、クリニックと言っても多数の診療科があるため、診療科によっても看護師の仕事内容はまったく異なります。
今回は、そんなクリニックのリアルについて、詳しく解説していきたいと思います。
クリニックへの転職に迷っている方は、こちらの記事を最後まで読んで参考にしてください。
クリニックとは?
クリニックとは、病床を持たないか、入院設備があっても19床以下の医療施設を指します。
クリニックの種類は幅広く、診療科も規模もさまざまで、主に下記のようなものがあります。
- 内科クリニック
- 小児科クリニック
- 透析クリニック
- 眼科クリニック
- 耳鼻咽喉科クリニック
- 整形外科クリニック
- 産婦人科クリニック
- 循環器クリニック
- 心療内科クリニック
- 脳神経外科クリニック
- 皮膚科クリニック
- 美容外科・美容皮膚科クリニック
クリニックは大きく分けると、地域住民のかかりつけ医としての役割を持つ地域密着型、透析や化学療法、美容など特定分野に特化した専門クリニックの二つになります。
どちらも共通するのは、院長である医師が一人で患者を診るケースが多く、少人数で運営されているということ。
クリニックは軽い症状の病気やケガ、慢性期疾患で受診する患者さんが多く、急を要するケアはほとんどありません。
クリニック看護師の仕事内容は?

クリニックで働く看護師の主な業務は、医師の診療補助です。
具体的には、下記のような業務を行います。
- 問診・バイタルサイン測定
- 検査の説明、治療の補助
- 採血、注射、点滴の対応
- 心電図の測定、レントゲンの現像など
- 使用した医療器具の洗浄、消毒
- 薬品・備品の管理、発注 など
上記は基本的な業務の一例です。
クリニックは、診療科に応じて必要な専門技術が異なります。
小児科であればプレパレーション、美容看護師なら穿刺スキルや機械操作、日帰り手術などを行うクリニックであれば、術中の器械出しや手術前後のフォローも行います。
また、受付や電話対応、清掃などの雑務も看護師が行うことが多く、クリニックの業務は多岐に渡ります。
クリニックの中抜けとは?
クリニックには、「中抜け」と呼ばれる長い休憩時間があります。
午前診療が終了してから午後診療が始まるまでの空き時間で、2〜4時間ほどあることも。
その時間は昼食をとるだけでなく、時間内であれば外出をしたり、家が近所であれば家に帰って家事を済ませることもできるため、便利な点も◎
クリニック看護師のメリット5選

クリニック看護師のメリットについて詳しく解説していきます。
夜勤がなく、日曜日休みが多い
基本的に夜勤はなく、日祝休みのところが多いのも子育て中の看護師にはおすすめです。
カレンダー通りの休みのところが多いので、お正月やゴールデンウィークなど、長期休みも子どもと過ごせます。
自宅周辺で求人を探しやすい
クリニックは病院に比べて数が多いので、自宅の周辺でも求人を探しやすいです。自宅や保育園などの近くのクリニックで働くこともできるので、送迎にも便利です。

子育て中の看護師は送迎の時間もあるから、できるだけ近くで探したいよね!
難しい処置がなく、精神的な負担が少ない
クリニック看護師の仕事内容は、主に医師の診療の補助です。
病棟と比べると患者さんの症状も軽く、命に関わるような状況もほとんどありません。
専門的で難しい処置を行う機会も少ないため、精神的・業務的な負担が少ないです。
体力的な負担が少ない
クリニックに通院する患者さんは、ADLが自立している方がほとんどです。病棟のような移乗などの介助はほとんどないため、体力的な負担が少ないです。
勉強会の頻度が少なめ
大きな病院では定期的に勉強会が開催されることが多いです。
教育に力を入れているクリニックでも、大きな病院に比べると勉強会の頻度は少なく、あまり負担にならずに参加することができます。

病棟で働いている時は、仕事が終わっても勉強会があったりして、ほとんど早く帰れなかったよ。
夜勤明けとか休みの日でも参加しないといけなかったり、本当に大変だったよ!
クリニック看護師のデメリット5選

こちらではデメリットについて解説していきます。
給与水準が低め
クリニックは基本的に日勤のみの勤務なので、どうしても給与水準が低くなってしまいます。
経営規模が小さな病院だと、ボーナスの支給額も少ない傾向に。
ただ、クリニックによって日勤のみでも、美容看護師や透析クリニックなど比較的高めのところもあるので、一概に安いとは限りません。
大きい病院に比べて、福利厚生が劣る
大きな病院は、社会保険や福利厚生が手厚く充実していますが、個人経営のクリニックは制度自体がなく、退職金や通勤手当が支給されないことがあります。
クリニックの規模や運営元によっても制度が異なるので、転職前にしっかり確認しましょう。
看護知識や手技の維持が難しい
看護処置が少なく、雑用が多いクリニックだと、どうしても看護知識や看護技術を維持するのが難しくなってしまいます。
子育てが落ち着いた後など、将来的に病院への転職も考えている場合は、処置メインのクリニックで働くことをおすすめします。
人間関係が難しい
どこで働いても人間関係のトラブルはありますが、クリニックはとても小さなコミュニティーです。
院長や同僚看護師との人間関係が大きなデメリットになってしまうことも。

狭い空間で毎日顔を合わせないといけないから、合わないスタッフがいるとストレスになることもあるよ。
急な休みが取りにくい場合がある
小さなクリニックの場合は、少ない人数の看護師で働いているため、一人でも欠員が出ると業務への支障が大きくなってしまいます。
ある程度スタッフ数に余裕のあるクリニックだと、子どもの急な体調不良の際など、柔軟に休みを取れるところもあるので転職の際には、確認しておきましょう。
クリニックの看護師に向いている人
クリニックで働くのが向いている看護師の特徴はこちらです。
- ワークライフバランスを大事にしたい人
- 夜勤が難しい人
- チームで協力して業務を進めるのが好きな人
- アットホームな雰囲気の職場で働きたい人
基本的にクリニックは、日勤のみで日祝休診のところが多いので、家族の時間やプライベートの予定も立てやすく、子育て中の看護師やワークライフバランスを大事にしたい人におすすめ!
クリニックは少ないスタッフで勤務していることが多いため、自分の業務だけでなく、雑用なども率先して行うことが求められます。

他のスタッフやコメディカルが困っていればお互いにフォローし合ったり、チームで協力する意識が大切だよ!
転職前に確認すべき5つのポイント
クリニックへ転職する前に確認しておくポイントを5つお伝えします。
これまでのキャリアを活かす
それぞれの診療科により、看護師の担当する業務内容や働き方が異なるため、これまでのキャリアを活かせる職場を選びましょう。

クリニックによっては、特定の診療科での経験が多いほど、採用確率も高くなることもあるよ!
実際に見学して職場の雰囲気を確認する
どうしても求人情報だけだと分からないことも多いです。
実際に職場に見学に行ってみると「スタッフ同士の雰囲気が殺伐としていた」「院長の対応が悪かった」
などの話を聞くこともあります。
見学で得られる情報も多いので、ぜひ見学することをおすすめします。
看護師の人数や働き方
看護師の人数や勤務形態について確認しておくと、職場の規模や業務の忙しさ、急な欠勤時の休みやすさなどの情報を得ることができます。
勤務形態や残業の有無なども必ず確認しましょう。
院長の考え方
面接の前に、クリニックのホームページなどで病院の理念を確認し、院長の考え方などを聞いてみるのも良いと思います。
院長や採用担当者の考え方を知ることで、そのクリニックで働くことを具体的にイメージすることができます。
転職理由にワークライフバランスを強調しすぎない
ワークライフバランスを重視したくて、クリニックへの転職を希望する方も多いですが、あまり強調し過ぎると、仕事への熱意が感じられず採用側もあまり良い印象は受けません。

自分の条件も確認しながら「なぜここで働きたいと思ったのか」なども伝えると、好印象になるよ!
クリニック看護師への転職方法
転職選びに失敗しないコツは、複数のクリニックを比較して、あなたに合ったクリニックを見つけることです。
めんどくさいとすぐに決めてしまうのではなく、必ず比較してみることが大切!
看護師の転職方法はいくつかありますが、まずは自分に合った転職方法を選びましょう。
詳しくは、看護師転職の方法5選をご覧ください。
忙しいシングルマザー看護師は、働きながら転職活動するのは大変なので転職サイトでの転職がオススメです。

でも転職サイトって、たくさんあるしどこに登録したらいいのか分からないよ…
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