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この記事では、こんな疑問を解決します。

今回は、療養型病院で働く現役ナースに、療養型病院看護師のリアルについて聞いてみたよ!

結論から言うと、残業も少ないし、子どもの急な病気にも休みやすくて子育てと両立しやすいから、シングルマザー看護師でも働きやすいよ!
療養型病院で働く看護師は「落ち着いてて楽そう」 「ゆったり仕事ができそう」などのイメージがある方も多いと思います。
療養型病院に入院している患者さんは、状態が安定しているので、急変リスクなどイレギュラーなことはほとんどありません。
ですが、寝たきりの患者さんも多く体力的な負担や、一人当たりの受け持つ患者さんが多いなど、デメリットもあります。
この記事では、療養型病院で働く看護師の仕事内容や、メリットだけでなくデメリットについても詳しく解説していきます。療養型病院への転職で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
療養型病院とは?

療養型病院とは、慢性期の患者さんが入院する療養病床をメインとした病院で、リハビリテーションや医療ケアが手厚いのが特徴です。
急性期治療を終えた後、症状が安定しているものの医療的ケアや長期的な看護が必要な患者さんが入院します。
入院期間に制限はなく、1年以上入院するケースも珍しくありません。
特別養護老人ホームや老人保健施設とは違い、生活支援サービスが少ないのも特徴です。
療養型病院の看護師の仕事内容
療養型病院では、医療行為は少なく日常生活援助が中心です。
療養型病院で働く看護師の主な仕事内容は下記になります。
- バイタルサイン測定
- 点滴・注射・採血などの処置
- 排泄介助、清潔ケア
- 食事の介助、経管栄養の管理
- 吸引・吸入
- 褥瘡処置
- 医師の診療補助
- カンファレンス
療養型病院では、急性期よりも看護師の配置数が少なく設定されているため、看護師一人が受け持つ患者さんの数は多め!
意識のない方や認知症の方など、意思疎通が難しい患者さんが多いので、顔色など些細な変化も見逃さず、五感をフルに働かせて観察する力が求められます。

退院後は在宅で過ごすのか、介護施設に入所するのかなど、患者さんと家族の意思を尊重しながら、意思決定を支援していくのも療養型病院の看護師の重要な役割だよ!
療養型病院で働く看護師のメリット5選

残業が少なく、定時で帰れる
オペや急患もなく、基本的に患者さんの症状が安定していてルーティンワークが多いため、突発的な残業が発生することが少ないです。
定時で帰れるので、子どもの送り迎えもできますし、仕事と家事・育児を両立しやすいので、子育て中の看護師も多いです。
休みが取りやすい
看護師の人数にゆとりがあるところが多く、業務も落ち着いているので、子どもの発熱など急な休みも比較的取りやすい環境です。

子育て中の看護師も多くて、お互いさまな雰囲気もあるから休みやすいよ!
患者さんと長期的に関われる
療養病床の平均在院日数は、120日程度!
急性期では業務に追われて、なかなか思ったような看護ができずに悩んでいる方も多いと思います。
療養型病院では、長期的に患者さんと関わることができるので、じっくり向き合った看護を行うことができます。
医療行為など丁寧さが身につく
一つひとつの医療行為をじっくりすることができるので、丁寧さや繊細さを身につきやすいです。

急性期では、どうしても時間に追われて「早くすること」を重視してしまいがちだよね。
療養型病院では、比較的時間があるから丁寧なケアができるようになったよ!
ブランクがあっても復職しやすい
医療行為が少なく、医療処置を思い出しながら、落ち着いて仕事ができるため、ブランクがあっても抵抗が少なく戻りやすいです。
療養型病院で働く看護師のデメリット3選

スキルアップが難しい
療養型病院の患者さんは、慢性期で状態が落ち着いているため、医療行為が少ないです。
ルーティーンワークが多く、高度な医療知識を身につけたい方には、スキルを磨くことは難しいため、バリバリ働きたい人にはデメリットだと感じるでしょう。
力仕事が多い
日常的なケアがメインで、意識のない寝たきり状態の患者さんや高齢者も多く、力仕事を求められるため、身体への負担が大きくなります。

寝たきりの患者さんが多いから相当体力も使うし、腰痛になる看護師も多いよ!
ルーティーンワーク
状態の安定している患者さんが入院しているので、患者さんの日々の変化は少ないです。
曜日により業務内容は異なりますが、大まかな流れは変わらないので、どうしてもルーティーンワークになってしまいます。
ルーティーンワークが苦手な看護師は、難しいかもしれません。
療養型病院の看護師に向いている人
下記のような人は、療養型病院の看護師におすすめです。
- 患者さん一人ひとりとじっくり関わりたい人
- 仕事と育児(プライベート)を両立させたい人
- ケア業務にやりがいを感じることができる人
- 体力に自信のある人
- ルーティンワークが好きな人
急性期病院は、急変や緊急入院などイレギュラーなことが多いですが、療養型病院はルーティンワークが多いので、落ち着いて計画どおりに業務が行うことができます。
患者さんと長期的にじっくり関わることができるので、日々の小さな変化にも気づけるようになるでしょう。

意思疎通が難しい患者さんの顔色など、些細な変化から症状の悪化を未然に防ぐことができたり、やりがいを感じることが多いよ!
療養型病院の看護師にあまり向いていない人
下記のような人は、療養型病院の看護師にはあまりおすすめしません。
- 最先端医療の現場で働きたい人
- 療養型病院は、楽そうだからと思って働こうとしている人
- ルーティンワークが苦手な人
療養型病院は、患者さんの状態も安定していて落ち着いてはいますが、看護師の配置基準は20:1です。
急性期病棟よりも多くの患者さんを受け持ち、業務範囲も広いため、決して楽ではありません。

急性期からきた看護師には「毎日同じようなルーティーンワークだから、やりがいを見いだせない」って辞めてしまう人も多いよ。
転職前に確認するべき4つのポイント
転職後に、こんなはずじゃなかった!と後悔しないためにも療養型病院を選ぶ際の注意点をお伝えします。
託児所や院内保育所の有無
身近に、子どもを預かってもらう人がいない場合などは、院内に託児所があるととても助かりますよね。
最近は、託児所を併設している病院も増えているので、必要な場合は確認しておくと良いでしょう。
夜勤の回数や人数、夜勤ができない場合は夜勤免除が可能であるか
療養型病院では「夜勤の看護師は一人体制」というところも多いです。
状態の安定した患者さんが多いとはいえ、急変時などトラブルが起きた時に看護師一人だと不安に感じる方も多いと思います。事前に確認しておきましょう。

子育て中のママ看護師は、日勤のみの勤務で働いている人も多いよ!
勤務の融通は効くか
小さい子どもがいると、子どもの急な発熱や、学校行事などで休むこともあるかと思います。
どうしても独身の方が多い職場だと、休みにくい雰囲気の場合もあるので、実際に子育て中の看護師やシングルマザー看護師も働いているかなど、確認しておくと良いでしょう。
職場の雰囲気
求人票で確認できる情報は、ほんの一部です。
病院見学に行って、実際に働いているスタッフや職場の雰囲気などを見ることで、分かることも多くミスマッチを防ぐことができます。

求人情報を見て働きたいと思った病院に見学に行ってみたけど、なんとなく病院の雰囲気が合わなくて、面接を辞退しちゃったことがあるよ。
やっぱり実際に見てみないと分からないことも多いよね!
療養型病院への転職方法
転職選びに失敗しないコツは、複数の療養型病院を比較して、あなたに合った療養型病院を見つけることです。
めんどくさいとすぐに決めてしまうのではなく、必ず比較してみることが大切!
看護師の転職方法はいくつかありますが、まずは自分に合った転職方法を選びましょう。
詳しくは、看護師転職の方法5選をご覧ください。
忙しいシングルマザー看護師は、働きながら転職活動するのは大変なので転職サイトでの転職がオススメです。

でも転職サイトって、たくさんあるしどこに登録したらいいのか分からないよ…
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